結婚詐欺の手口と対策




結婚詐欺は、結婚の意志をにおわせて、結婚願望のある異性に近づき、相手の金品をだまし取る詐欺犯罪です。男女間の付き合いから起こることなので、肉体関係のある場合が一般的なようですが、結婚をえさに肉体関係をもつこと自体は、道義的に問題があるとしても、犯罪とはなりません。しかし、結婚の意志を見せて相手に近づき、金品を提供させながら結婚の約束を守らなかった場合は、明らかに詐欺罪となります。

結婚詐欺の被害者の多くが、いわゆる出会い系サイトや婚活パーティで犯人と知り合っています。友達や会社の同僚のグループが合コンをする場合は、全員が素性のわかっている仲間とその友人ということになりますから、初めて知り合った相手と付き合うことになっても安心でしょう。一方、同じ男女交際のチャンスの場であっても、不特定多数の人間が参加する(あるいはアクセスする)婚活パーティや出会い系サイトでは、どうしても結婚詐欺に出遭う危険性が高いようです。したがって、男女ともに冷静に相手を見極める目を持たなければ、結婚詐欺の危険からは逃れられないという結論になります。しかし、男でも女でも、同姓のことはとても冷静な目で相手を観察し、人物を判断することができますが、異性に対してはつい甘い見方をしてしまいます。それが好意をもった相手となると、なおさらです。


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(C) 2014 犯罪の手口と防犯対策の基礎知識
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